WLANとは? Wi-FiやLAN、WANとの違いは? なぜ整備・強化が必要?

WLANとは? Wi-FiやLAN、WANとの違いは? なぜ整備・強化が必要?

WLANとは「Wireless Local Area Network(ワイヤレスローカルエリアネットワーク)」の略称であり、「無線LAN」とも呼ばれます。WLANとWi-Fi、LAN、WANはどう違うのか、WLAN環境の整備・強化が求められる理由などを解説していきます。


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WLANとは? その主要な特徴は?

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先輩、基本的なことを聞いても良いですか?

良いわよ。何でも聞いてね。

 

WLANって何ですか?

WLANは、つまりは無線LANよ。無線通信技術を利用して場所的に近い範囲内のデバイス間でデータ通信を行うシステムね。無線LANはオフィスビル、学校、自宅など限定されたエリア内でコンピューターやスマートフォンなどのデバイスをインターネットや社内ネットワークに接続するために使われているわ。

無線LANのことなのですね。

そうね。WLANの主要な特徴を挙げると次の通りよ。

・ケーブルレス:物理的な配線が不要なため、設置が簡単で柔軟なネットワーク構成が可能。
・移動性:ネットワーク内で自由に移動しながら接続を維持できるため、モバイルデバイスの使用に最適。
・拡張性:新しいデバイスの追加が容易で、ネットワークの拡張も比較的簡単。
・セキュリティ:不正アクセスや盗聴を防ぐため、暗号化技術や認証技術などを用いたセキュリティ対策が重要。

WLANとWi-Fiの違いは?

 

私たちが普段よく耳にするWi-FiはWLANの一種であり、Wi-Fi Alliance(2002年にWECAから改称)という業界団体が国際標準規格であるIEEE 802.11規格を用いてデバイス間の相互接続を行っていることを認定するための登録商標として立ち上げられました。

IEEE 802.11規格は世代を追うごとに進化しており、2024年7月現在使われている最新の規格は2020年に策定された「Wi-Fi 6E」です。以下は各世代のWi-Fi規格の「名称」、「策定時期」、「通信速度」、「周波数帯」をまとめた一覧表です。

この表には、それぞれの規格がサポートする周波数帯と、理論上の最大通信速度が記載されています。新しい規格ほど速度が速く、より高度な技術を使用していますが、実際の使用環境やデバイスの性能によって速度は異なる場合があります。周波数帯それぞれに特性があり、2.4GHz帯は対応するデバイスのカバー範囲が広く電波の到達距離が長い一方、5GHz帯や6GHz帯は家電製品などの電波干渉を受けにくく、通信速度も速い傾向にあります。6GHz帯は20229月に総務省によって認可された比較的新しい周波数帯であり、5GHz帯以上に高速かつ安定した通信が行えると期待が寄せられています。

 

▶ベストエフォート型とは?ネットワーク回線の基礎知識

 

現在次世代規格となるIEEE 802.11beWiFi 7)の策定も進められており、より通信機能の高度化や多機能化が進むと期待されています。

 

WLANの暗号化技術WEP、WPA、WPA2、WPA3とは?


WLANのセキュリティにおいて重要なのが、第三者がデータを容易に解読できない状態に変換して送受信する暗号化技術です。2024年7月現在、Wi-Fiセキュリティにおいて主要な暗号化技術としてはWEP、WPA、WPA2、およびWPA3が挙げられます。WLANのセキュリティ性を高めるため、それらの違いを押さえましょう。

・WEP (Wired Equivalent Privacy)
策定時期:1999年
特徴:最初のWi-Fiセキュリティプロトコル。64ビットまたは128ビットの暗号鍵を使用するが、多くの脆弱性が発見されている。
セキュリティ:極めて低い。比較的簡単にセキュリティが破られるため、現在では安全とは見なされていない。

・WPA (Wi-Fi Protected Access)
策定時期:2003年
特徴:WEPの欠点を補うために導入された暫定的なプロトコル。TKIP (Temporal Key Integrity Protocol) を使用して鍵を定期的に変更。
セキュリティ:低い。WPAはWEPよりはるかに安全だが、TKIP自体にも弱点があり、現在では十分なセキュリティと見なされていない。

・WPA2 (Wi-Fi Protected Access 2)
策定時期: 2004年
特徴:AES (Advanced Encryption Standard) を使用し、最長256ビットの暗号鍵を使用。
セキュリティ:比較的高い。長年にわたりWi-Fiセキュリティの標準とされてきたが、2017年にKRACKs (Key Reinstallation Attacks) と呼ばれる脆弱性が発見され、WPA3への移行が進みつつある。

・WPA3 (Wi-Fi Protected Access 3)
策定時期:2018年
特徴:鍵交換と認証を同時に行うSAE(Simultaneous Authentication of Equals)ハンドシェイクなどKRACKsへ対処するための仕組みがある。またアクセスポイントとの接続を管理するフレームを暗号化するPMF(Protected Management Frames)の義務化や192ビットのエンタープライズ向けオプションなどによりセキュリティ性を高めている。
セキュリティ:高い。WPA3は現代のセキュリティ基準に合わせて設計されており、すでに報告されている脆弱性もあるものの、比較的安全。

2024年8月現在、WPA2とWPA3が現実的な選択肢ですが、最も安全なオプションはWPA3です。WPA3は最新のセキュリティ技術を使用しているため、特に公共のWi-Fiスポットやセキュリティが重要なビジネス環境では使用が推奨されます。WPA2はまだ広く使用されていますが、可能な限りWPA3にアップグレードすることが望ましいです。WEPとWPAは古く、多くのセキュリティ上の脆弱性が存在するため、あまり使用すべきではありません。

WLANとLANの違いとは?

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LANという言葉もありますよね。これについても教えてください!

LAN(Local Area Network)は、ビルやオフィスなど限定された地理的範囲で複数のコンピューターやデバイスを相互接続するためのネットワークよ。主にデータ共有、プリンターやファイルサーバーなどのリソース共有、インターネット接続の提供などが目的ね。

 

WLANはLANLocal Area Network)の一種で、LANにはWLANのほかに有線LANも含まれるの。次で両者の接続方法、メリット、デメリットを比較してみようか。

WLAN(無線LAN)の接続方法・メリット・デメリット

 

接続方法は、無線信号(Wi-Fiなど)を使用してデバイス間で通信します。


・メリット:デバイスを自由に移動させながらネットワーク接続を維持でき、モビリティが高い。また回線ごとにケーブルを引く必要がなく、設置の自由度が高い。


・デメリット:物理的な障害物や他の無線信号との干渉によって、通信品質に影響を受ける可能性がある。また、不正アクセスや盗聴の経路が広がるため、適切な暗号化とセキュリティ対策を有線LAN以上に徹底することが求められる。

有線LANの接続方法・メリット・デメリット

 

接続方法は、ケーブルを使用してデータを送受信し、デバイス間で物理的に接続します。有線LANには特殊な場合を除き、IEEE 802.3という通信規格を用いたイーサネット(Ethernet)ケーブルが用いられています。


・メリット:速いデータ転送速度と安定した接続が期待できる。また、無線LANに比べて不正アクセスの経路が限定されるため、セキュリティ上安全。


・デメリット:ケーブルの敷設が必要であり、デバイスの位置が固定される。また、ケーブルによる物理的な制限があるため、拡張や再配置が比較的困難。

WLANと有線LANそれぞれの使用場面の違いは?

 

WLANと有線LANはそれぞれ異なるメリット・デメリットがあり、目的に応じて使い分けられています。その使い分けのポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。

・移動の自由度
WLAN:ノートPCやタブレット、スマートフォンなど、移動しながら使用するデバイスに適している。
有線LAN:サーバーなど固定されたデバイスや、特定の場所での安定した接続が必要な場合に適している。

・設置コスト
WLAN:ケーブル配線が不要なため、設置の自由度が高い。
有線LAN:配線作業が必要なため、設置には時間とコストがかかる。ただし、一度設置すれば通信は安定する。

WLANとWANとの違いとは?

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WANという言葉もあると思いますが、これとWLANは何が違うのですか?

WAN(Wide Area Network:広域通信網)は、広範囲にわたる複数のロケーションを結ぶネットワークよ。地理的に離れた場所にあるリソースやデータを共有するのに適しているわ。例えば、国際的企業が世界中の支社間で情報をやり取りするためにWANを使用しているの。また、インターネットも一種のWANと考えることができるわね。

WLANなどのLANWANと接続することで、距離的に離れた位置にあるLANともデータをやり取りできるということですね。

LANとWANの接続に用いられるルーターとは? スイッチとの違いは?

 

LANとWANを接続するにあたって用いられる装置として、ルーターが挙げられます。その役割や機能、スイッチとの違いなどについて解説します。

・ルーター
異なるネットワーク間でデータを転送するために用いられるネットワーク装置。IPアドレスを利用して送信元から送信先までの最適なパスを決定し、データパケットを適切なネットワークインターフェースに転送する。また、LAN内で用いられるプライベートIPアドレスをインターネットで用いるパブリックIPアドレスに変換するNATNetwork Address Translation)や不正なアクセスからネットワークを保護するファイアウォールといった機能も持っている。WLAN環境の構築にあたって用いられるルーターを無線LANルーターといい、Wi-Fiで複数のデバイスをつなぐために用いられる機能のことをアクセスポイントという。

・スイッチ
LAN内でコンピューター、プリンター、サーバーなどのデバイスを接続し、データの送受信を可能にするために用いられるネットワーク装置。主に単一のLAN内で使用されるL2スイッチ(レイヤー2スイッチ)と大規模LAN環境で用いられるL3スイッチ(レイヤー3スイッチ)が存在する。L2スイッチはMACアドレスをもとに動作し、デバイス間の通信を効率的に管理するために使用される。L3スイッチはL2スイッチの機能に加えて、IPアドレスに基づいてデータパケットをルーティングする能力を持つ。

上記の通り、ルーターはLANとインターネットなど異なるネットワーク間でデータの受け渡しを行うために用いられます。一方で、スイッチは単一のLAN環境でのデバイスの接続や内部トラフィックの管理で主に用いられます。

WLAN環境の整備・強化が求められる理由

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WLANはすでに世界中に普及しているけれど、今後もその整備や強化への需要は高まっていくと予想できるわ。その要因には、以下のようなものがあるの。

ネットワーク接続機器の増加

 

IDCの調査によると、2025年にはIoTデバイスの数が416億台に達し、年間79.4ゼタバイト(1TBの約800億倍)のデータが生成されると見込まれます。センサー、カメラ等のIoTデバイスやドローン、ウェアラブルデバイスなどによるデータの送受信が増加すれば、それに応じたWLAN環境の強化が求められます。

サイバー攻撃の増加

 

『NICTER観測レポート2023』(国立研究開発法人情報通信研究機構)によると、2023年のサイバー攻撃関連の通信数は約6,197億パケットで、過去10年間で最多を記録しています。なかでも『令和6年版情報通信白書』(総務省)で指摘されるように、影響範囲、影響度合いが大きい一方、ライフサイクルが長く監視が行き届きにくいIoT機器を狙った攻撃が多く観測されており、WLAN環境のセキュリティを強化することが求められています。

安定したWi-Fi環境への需要の高まり

 

DXの進展に伴い、ビジネスにおいてWeb会議、生成AIなど大量のデータ通信や遅延しにくさが求められる利用シーンが増加しました。「社内Wi-Fiの速度が遅い」という不満をオフィスで感じたり、同僚や部下から聞いたりしたことがあるという方も多いでしょう。また、グローバル化や拠点の増加に伴い、遠隔でいつでもどこでもWLAN環境の整備や管理を行いたいという声も増えています。

自社の業務効率化や変革に向けて、満足のいくWi-Fi環境の構築を

WLAN(無線LAN)は今や社会やビジネスにとって当たり前のインフラとなっています。『オフィスWi-Fi導入実態調査2023』(Biz Clip調べ)によると、企業全体の84.4%がオフィスにWi-Fiを導入しており、その導入理由としては「業務プロセスの効率化」(38.0%)、「ワークスタイル変革」(31.7%)などが多く回答されています。

このように企業の業務効率化や変革にWLANは一定以上の効果があると認識されており、企業の経営者や情報システム担当者にとって、速度や安定性が十分かつセキュリティ性の高いWi-Fi環境を構築することは欠かせないポイントといえるでしょう。

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通信環境についてお悩みの場合は、ぜひお問い合わせください。御社のお悩みを解消いたします。

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通信回線の変更を検討する際、様々な通信速度のプランがあるため頭を悩ましていないでしょうか?1G、5Gなどプロバイダによって異なりますが、よくよく見ると「最大」「理論値」という言葉がついています。なぜそのような表記をしているのでしょうか。それはその回線が「ベストエフォート型」だからです。 

本記事ではベストエフォート型の回線の基礎知識について、ギャランティ型との違いやより有効に使うための対策とともに解説します。 

 

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ベストエフォート型とは 

ユウキ
アヤカさん、最近通信回線の変更を検討しているんですが、プランによって通信速度が異なるので迷っています。特に「最大」「理論値」という言葉がよく見られるんですが、これはどういう意味なのでしょうか?

アヤカ
それは「ベストエフォート型」という回線の特性を示しているわ。ベストエフォート型は「最善の努力」という意味で、通信速度の保証がないサービスを指すの。一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)はこういった記載をしてるわ。

本来高価な専用線を多数の人の共用を前提として提供することで、保証はしないものの実用的な速度とのバランスを考慮しながら安価な価格で提供するのがベストエフォート回線のサービスです。

インターネットの現状と品質の測定につきまして

ユウキ
通信速度の保証がないってどういうことですか? 

アヤカ
例えば、インターネット回線の広告で「1ギガ(Gbps)」や「10ギガ(Gbps)」という表示があるでしょう。これは技術規格上の最大速度を示していて、実際の通信速度は多くの要因によって変動することがあるのよ。

ユウキ
なるほど、それってどんな要因があるんですか? 

アヤカ
主な要因は以下の通りよ。

要因 

説明 

リソースの限界 

ルーターやスイッチなどのネットワーク機器は、一定のリソース(メモリ、帯域幅など)を持っています。これらのリソースが飽和すると、新しいデータパケットを処理できず、破棄することがあります。 

エラーの発生 

ネットワーク上での物理的な障害や機器の故障・外部からの攻撃などの要因によりエラーが発生する場合があり、データの伝送が中断されることがあります。 

再送の制限 

データパケットが失われた場合、再送を行うことで伝送を試みることが可能です。しかしベストエフォート型の通信では、再送の回数や時間に制限があるため、ある程度以上の再送を行わないことが一般的です。 

プロトコルの特性 

ベストエフォート型の通信でよく使用されるTCP/IPプロトコルは、データの伝送を保証する機能を持っていますが、それでも一定の条件下ではデータの伝送を保証できない場合があります。 

ユウキ
なるほど~。それに対して通信速度が保証されるようなサービスはあるんですか? 

アヤカ
それがギャランティ型よ。ギャランティ型は通信速度や通信品質に一定の保証を持つサービスなの。契約した通信速度や品質を保証するから、安定した通信が期待できるわ。ただベストエフォート型に比べて料金が高いの。専用回線の設置や運用が必要だから、初期費用やランニングコストがかかるのよ。

ギャランティ型インターネット回線の選び方とその必要性

 

ベストエフォート型の採用が多い理由 

 ユウキ
それならなぜ多くの通信サービスはベストエフォート型が提供されているんですか? 

アヤカ
それは利用料金の低さが大きな理由よ。ギャランティ型は専用回線の設置や運用が必要だからコストが高くなるの。一方、ベストエフォート型は多くの人が共用することを前提としているから安価に提供できるの。小規模な企業やスタートアップでは、ベストエフォート型の利用が一般的よ。高い通信品質や帯域幅が必要とされない場合、ベストエフォート型の回線で十分。でも、金融機関や医療機関のように高い通信の安全性や信頼性が求められる業種では、ギャランティ型などの専用回線や高品質な通信サービスが選択されることが多いわ。

 

ベストエフォート型回線を快適に利用するためには? 

ユウキ
アヤカさん、ベストエフォート型の通信速度をより快適にする方法はないですか?

IPoE方式の採用

アヤカ
まず、IPoE方式の採用を考えることができるわ。IPoE方式はイーサネット(LANケーブルなど)上でIPパケットを転送する技術よ。従来のPPPoE方式方式だと、通信量が増加すると終端装置が混雑して通信速度が遅くなる可能性があったの。IPoE方式だと終端装置を使用せずに直接インターネットへ接続するから混雑が起こりにくくなるわ。IPv6の普及に伴って、多くのプロバイダがこの方式を採用しているのよ。 

ユウキ
IPv6って何ですか?

アヤカ
IPv6は、インターネットの通信を制御するための新しいプロトコルよ。IPv4と比べて、セキュリティ機能が高度で、通信の効率も向上しているの。 

周辺機器の見直し

ユウキ
なるほど。他にもありますか?

アヤカ
通信速度に影響を与える要因として、使用しているネットワーク機器の性能も考慮する必要があるわ。たとえば古いルーターやスイッチを使用していると、データの処理速度が遅くなることがあるの。特に無線LANルーターは、規格によって最大通信速度が異なるから、それに合わせて選ぶことが大切よ。 

無線LAN規格 

最大通信速度 

周波数帯 

IEEE 802.11ax (Wi-Fi6) 

9.6Gbps 

2.4GHz/5GHz 

IEEE 802.11ac (Wi-Fi5) 

6.9Gbps 

5GHz 

IEEE 802.11n (Wi-Fi4) 

600Mbps 

2.4GHz/5GHz 

IEEE 802.11g 

54Mbps 

2.4GHz 

IEEE 802.11b 

11Mbps 

2.4GHz 

IEEE 802.11a 

54Mbps 

5GHz 

ユウキ
通信速度が最大1Gbpsの回線を使っても無線LANの規格がWi-Fi4だと、600Mbps以上の速度は出ないってことですよね? 

アヤカ
その通りよ。1Gbpsの回線をフルに活用するためには、Wi-Fi5やWi-Fi6みたいな新しい規格のルーターが必要になるわ。

ユウキ
なるほど~。それとLANケーブルも気をつけたほうが良いんですか…?

アヤカ
LANケーブルは「カテゴリ」という規格で分類されていて、それぞれのカテゴリによって最大通信速度が異なるのよ。

ケーブルのカテゴリ 

最大通信速度 

CAT8 

40Gbps 

CAT7A 

10Gbps 

CAT7 

10Gbps 

CAT6A 

10Gbps 

CAT6 

1Gbps 

CAT5e 

1Gbps 

CAT5 

100Mbps 

ユウキ
こんなにも違うんですね!じゃあ、快適な通信速度を求めるなら、どのカテゴリのケーブルを使ったらいいですか?

アヤカ
小規模なオフィスでの利用を考えるなら、CAT5e以上のケーブルを選ぶと良いわ。 

 

まずは通信速度を計測してみる 

多くの通信回線はベストエフォート型のため、いかに快適に利用するかが重要です。まずは実際に通信速度を計測してみましょう。あきらかに速度が遅い場合、対策を取る必要があります。無線LANルーターやスイッチの性能が古い場合は変更を検討しましょう。 

通信環境についてお悩みの場合は、ぜひお問い合わせください。御社のお悩みを解消いたします。 

 

 

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