ラディックス株式会社様 通信の安定性と外出先からでも社内のネットワーク状況を把握できる利便性が魅力のHPE Networking Instant On『Client Match™ 』機能で最適なAP 接続を可能に

ソリューション

・HPE Networking Instant On アクセスポイントシリーズ

課題

・複数のクライアントが同時にアクセスしても安定した通信環境が必要
・ネットワークのトラブル時に外出先からでも対応できる方法が必要
・「スティッキー端末問題」への対応が必要

効果

・「Client Match™ 」機能により、オフィス内の通信が安定した
・外出先からでも社内のネットワーク環境の状況が見られるようになり、トラブルに迅速に対応できるようになった
・スティッキー端末問題が解消

※スティッキー端末問題:移動先に条件の良い AP があるにも関わらず、前の AP との接続を引きずってしまうこと

ラディックス株式会社は、企業のオフィス環境の構築からサポート、さらには DX の推進事業など、オフィスに関連する総合的なサポート業務を行っている。同社は設立から今年で 33 周年を迎え、日本全国で多くの企業のオフィスを支援してきた実績を持っている。
その実績の中には、今や企業にとって欠かせないネットワーク機器の選定から設置までのネットワーク環境構築も含まれる。


同社は、2024 年 3 月にオフィスを移転しており、その際に自社のネットワーク環境を構築するにあたり、『HPE Networking Instant On』の導入を決めた。その経緯と導入後の効果について、営業企画部課長の岩井誠氏に話を伺った。


「弊社は業務上、顧客情報を 15 万件ほど扱っており、以前は機密情報の漏洩防止のために有線 LAN を使っていました。しかし、新しいオフィスに移転するにあたり、様な働き方に対応できるようにするため、また DX を推進している企業として Wi-Fi 環境へ移行するべきではないかという声があったため無線化にすることを決めました。HPE Networking Instant On には、特定のサイトとアプリのカテゴリーをブロックできるなど高いセキュリティ機能が追加
料金なしで装備されています」(岩井氏)

 

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ラディックス株式会社
営業企画部課長
岩井 誠氏

 

通信機器を選ぶ際に、選定のポイントとなったのが、オフィス内のどこにいても安定して通信できる機能を有していることだった。


「デスクから会議室など、一定の距離の移動が発生すると、弱い電波を引っ張ってきてしまい、通信が不安定になってしまうことがあります。その問題を解決するために『Client Match™』機能が搭載されている HPE Networking Instant On の導入を決定しました」(岩井氏)


Client Match™ とは、複数のアクセスポイント(以下、AP)がある環境で通信を安定させる機能の1つ。AP 側でクライアント端末の受信強度を監視し、閾値を下回ると自動的にその AP との接続を切断してより最適な AP に接続し直してくれる。それによりスティッキー端末問題を回避できる。

 

また、クラウド上でネットワーク状況を把握できるのも魅力だ。


「弊社にはネットワーク環境対応を行うテクニカルスタッフが在籍していますが、顧客対応で外出しているケースも多く、その間、自社内でネットワークの不具合が発生した際に復旧させるためには、テクニカルスタッフが帰社するまで待たなければならない、ということがありました」(岩井氏)


HPE Networking Instant On は無料で利用できるクラウドのネットワーク管理機能を有している。これを使えば、外出先からでも会社のネットワーク状況をクラウドで把握でき、どこでどんな症状が起きているのか、そしてその復旧対応に応じることができる。

 

同社のHPE Networking Instant Onの配置箇所で苦労したのは、機密情報を扱うネットワークと、それ以外の通信を行うネットワークを分ける必要があった点だ。両者を近づけるとネットワークが干渉してしまうので難しかったという。解決策としては、Wi-Fi 網のシミュレーションができるソフトなどを用いてこの干渉問題をクリアした。(岩井氏)

HPE Aruba Networking エンタープライズ製品から便利な機能を継承している点が、HPE Networking Instant On の魅力

「HPE Networking Instant On の良いところは、手軽に購入できる機種でも、HPE Aruba Networking エンタープライズ製品から便利な機能を継承している点ですね。先ほども出てきた Client Match™ がそうです。また、HPE Networking Instant On は、仮想コントローラ機能を内蔵しているのでAP だけでワイヤレス LAN を一元管理できます。加えて、メッシュアクセスポイント機能によって、Wi-Fi が届かないデッドスペースもカバーできます」(岩井氏)


その他にもメリットがあるという。


「価格面が HPE Aruba Networking エンタープライズ製品に比べて比較的安価である点も、HPE Networking Instant On の魅力です。弊社は代理店としても同社製品を販売していますが、中小零細企業の顧客が多く、価格面でも HPE Networking Instant On に満足頂いていますね。機能面と価格、これが HPE Networking Instant On の魅力と言えます」(岩井氏)

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代理店としての導入先には、中小企業だけでなく弁護士法人なども

前述の通り、ラディックス株式会社はユーザーとしてだけでなく、HPE Aruba Networking 製品の代理店として、顧客への販売も行っている。


「弊社のお客様には中小企業のほか、介護施設や病院、ホテルなどがあります。ホテルの場合、意外と電波状況が悪いところが多いです。ホテルの真ん中の廊下に通信機器を設置しても、部屋のすみずみまで電波が届かない場合があります。それは、防音のために壁が厚いという事と、多くの部屋では風呂やトイレの設備が入口近辺にあり、加えて防火区画処理がきちんとされているため、電波が届きにくい環境になっているからです。かといって、各部屋に HPE Aruba Networking エンタープライズ製品を1台ずつ導入するとなるとかなりの費用が掛かりますので、HPE Networking Instant Onが最適です」(岩井氏)

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また、弁護士法人や税理士法人への導入実績も。

「弁護士さんや税理士さんは、執務室とクライアントのいる会議室を頻繁に往復します。よってスティッキー端末問題が発生しやすいのです」(岩井氏)

このような課題の解決にも、やはり、Client Match™ 機能が活躍する。AP が設置されている場所から離れてなおかつ細かく区切られた会議室でも、AP を自動で切り替えてくれるため、通信速度の問題は解決できる。しかも、ネットワークの配線はそのままの状態で機器だけを設置するだけで改善できるため、顧客からは好評だという。

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安定した動作を実現した HPE Networking Instant On シリーズ

通信機器をリプレイスし、ネットワークの安定化を

「通信速度が遅い」や「PC の調子が悪い」といった問題は、多くの場合はネットワークの問題であるケースも多い。具体的には、AP の接続の不具合や、通信の遅い機器の影響によるネットワーク全体の遅延などである。このような問題に対しては、機器をリプレイスするだけでも解決する場合があるため、大規模な工事を検討する前に、HPE Networking Instant On 製品を提案するのが効果的だと言う。

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代理店目線でも、ネットワークの安定はクライアントに提案する際にもかなり重要である。ネットワークが安定すると、その先のソリューションの提案もできるようになる。あくまでもネットワークの安定が前提となってくるのである。また、現場で HPE Networking Instant On 製品を導入した結果、顧客からの紹介で次の営業につながるケースもあるという。


「お客様を経由して販路が広がっていくのは有難いことですし、HPE Networking Instant On 製品の持つポテンシャルのおかげだと思っています」(岩井氏)


冒頭でも触れた通り、ラディックス株式会社は DX 推進事業も行っており、DX を進めたいクライアントを多く抱えている。将来の予測が難しい「VUCA」時代、早い段階で変化をとらえて方向性を定め、変革を進めるには、DX 推進が必要だ。そのためには「安定したネットワーク環境」が前提条件となる。HPE Networking Instant On シリーズは、安定したネットワークを実現し、DX を推進するために最適な製品であると言える。

ユーザー概要

 

logoラディックス株式会社様
企業のオフィス環境の構築からサポート、DX 推進事業など、オフィスに関連する総合的なサポート業務を提供。
HPE Networking Instant On の代理店として、同製品の販売も行っている。
https://www.radix.ad.jp/
〒 150-0031
東京都渋谷区桜丘町 1-2 
渋谷サクラステージセントラルビル 16 階
tel.03-5210-7731 fax.03-5210-2680

ソリューション

・Aruba Instant On シリーズ

 

課題

・顧客への機器納品前のキッティング作業に労力と時間がかかる
・マルチテナントのデバイスのクラウド上での統合管理ができない、または有償サブスクリプションが必
要なためコストが上昇する
・端末移動時のローミング時に接続が不安定になる
・シングルチャネル方式のローミングではパフォーマンスが低下する

 

 

効果
・設定作業のほとんどが自動化されているため納品前のキッティングが不要になり、現場での設定も容易に
・クラウド上のWebポータルによるネットワーク運用管理が無償で利用可能になり、保守対応などが迅速に
・端末移動時のローミングは各ネットワークに存在する仮想コントローラにより自動調整されるため安定化
・端末の利用帯域が設定可能なためパフォーマンス低下が起きない
・低コストのAP(アクセスポイント)でも安定稼働が可能に

兵庫県宝塚市に本社を置く旭通信株式会社は、法人向けのネットワーク関連機器販売・工事・保守サービスを行う企業だ。同社が特に得意としているのが病院や工場、物流倉庫など広い敷地を有する企業・組織の通信環境構築と維持である。広い敷地面積に加え、いくつものフロア・作業場などを カバーし、多数の接続デバイスが混在する環境のなかで高品質な情報通信を可能にしている。加えて、セキュリティ面で 一般のオフィスネットワーク以上の厳密さを求める多数の企業・組織にも同社のソリューションが採用されてきた。 近年は老朽化した有線 LAN インフラを再構築したい顧客ニーズに応え、無線 LAN を活用した通信環境構築のため の最適ソリューションを提案、実装している。

有線LANの代替となるのは長期維持・管理に適した無線LAN

ネットワーク利用顧客のなかには、従来から利用してきた有線LAN設備の老朽化と維持・管理コストの高騰を大きな課題としているケースが多い。有線LANは一度敷設するとレイアウト変更が難しく、フロアレイアウトの変更や新規の作業場・病室の増改築などの際にはLAN回線のための大規模工事が必要になる場合がある。人や搬送機器などが往来する床面を避けたり、人の作業を邪魔しない場所を選んだりなど慎重なレイアウト設計が必要だ。また、あらゆる業務においてスマートフォンやタブレットの利用機会が急増しており、そもそも有線LANへの接続ポートをもたない端末も増加している。

「有線LANを引き続き利用するところは利用し、一部を無線LANに置き換えあるいは新設して、通信インフラを無線化し有線LANの維持・管理コストを削減していくことが、お客様の主要なニーズとなっています」と語るのは、旭通信株式会社の代表取締役・永野隼人氏。

Asahitushin_01旭通信株式会社
代表取締役 永野 隼人氏

無線LANをインフラとして導入し、有線LANから移行していくことで、フロアレイアウトが変更されても屋内配線やフロアスイッチ、ハブなどの機器レイアウトを大きく変更する必要がなくなり、タブレットなどのデバイスや多様な無線LAN対応機器を簡単に導入することが可能になる。特にLANを分岐するハブ設置の必要がなくなるため、AP(アクセスポイント)がその役割を代替することでネットワーク構成要素を削減でき、管理対象を少なくできる可能性が高い。また端末からAP間の通信に強力な認証技術と暗号化技術が利用できるため、LAN接続権限のない端末の不正な接続を最初から排除し、セキュリティの向上も期待できる。さらには将来のユーザー端末の増加・多様化・多端末の同時接続にも対応できることから、無線LANは端末数が多くなればなるほど有効な選択肢となっている。

ローミングトラブルや自律型無線 LAN AP の設定に工数を要することも課題だった

無線LAN導入は一般的な事務を行うオフィスではそれほど難易度が高くないが、同社が主な顧客とする病院や工場、物流倉庫においては作業環境が多様で複雑な場合が多い。例えば階を越えた通信、ラックやロッカーをはじめとする多くの電波遮蔽物、電波を通しにくい特殊な設備、さらに同じ周波数帯を使う医療機器や生産機器・計測機器などが混在する環境で、できるだけ広い敷地範囲を十分な通信品質でカバーする必要がある。これには豊富な経験とノウハウをベースとした無線LANAPの適切な配置が重要だ。 フロアレイアウトと各エリア電波状況を調査し、適切な数のAPを最適な場所に設置、フロアスイッチとAP間を結ぶ通信路を設計、維持・管理していく必要があるのだが、それを最も効率的に設計・施工し、適時のメンテナンスを実行できる状態にするのが同社の無線LAN領域の重要ミッションです。

「無線LAN導入において問題になりがちなのは、移動しながらの通信に際するローミングトラブルと、運用管理の難しさです」と永野氏は言う。

移動しながらの無線LAN利用では、特定のAPと接続している端末が滞在していた場所から移動すると、直前まで接続していたAPとの通信を維持しようとする現象が起きがちだ。すると距離に従い電波強度が弱くなるAPとの接続が続くためパフォーマンスが低下したり、通信が途切れて再接続が必要になったりする事態が起きる。これを防ぐための対策を無線LANベンダー各社が提供してはいるのだが、ベンダーによっては問題が生じることがあったという。

「病院では電子カルテを多用しているので、PCを載せたカートと共にスタッフが病室・病床間を絶えず移動します。そこで通信が不安定になると業務が滞ってしまうんです。これを防ぐためにシングルチャンネル方式でローミングをスムーズにする技術を用いた製品を検討したことがありますが、現実的には通信速度が低下してしまう結果になりました。これはシングルチャンネルで動作をしているAP同士が、お互いに干渉を避けようとしてAPの利用ができる帯域を制限し、ユーザーのスループットに影響するもので、これは顧客の用途にはそぐわない場合があると感じました」(永野氏)

また、運用管理に関してはネットワーク障害やパフォーマンス低下の実態を適時に把握可能にするモニター機能とその可視化機能が重要になるが、さまざまなベンダーのAPが混在する状態では全体への目配りや障害箇所の切り分けが難しくなってしまう。同社の場合は顧客のネットワーク環境を常時監視して障害があれば即座に対応できる体制を確保しているのだが、管理ツールが顧客内のみで運用されている環境では迅速な障害発見・切り分け、一時対応が難しい場合もある。
「いわゆる自律型APは、納品前にAP個々の電波出力強度のチューニングやチャンネル設計に基づいた適切な割り振りが必要になり、その工数が問題です。また、現場の電波状況や通信品質をモニターして最適にチューニングしていくにもAP個別の設定変更が必要になり、現場の通信環境変化に迅速に追随していくことが難しくなります」(永野氏)

クラウドによるネットワーク統合管理が可能なAruba Instant On シリーズを検証

さまざまな無線 LAN を含むネットワーク構築の経験をもとにして、各ベンダー製品の比較検証を行った結果、現在同社は Aruba Instant On シリーズの顧客導入を積極的に進めている。その理由を永野氏は次のように語った。

「Aruba Instant On シリーズを評価した最大のポイントは、多数の無線LAN APの電波強度や最適チャンネルの設定、ローミングの調整などが自動化できる統合的な運用管理機能が、クラウド上の Web ポータルで利用できるところです。使いやすいインターフェースの管理画面で AP の稼働状況把握や可視化、設定変更や障害発見なども可能になります。多くのお客様のネットワーク管理サービスを行っている弊社にとっては、マルチテナントの無線ネットワーク環境をクラウド上で管理できる仕組みは大変好都合です。他社製品にもクラウドによる管理が可能なサービスがありますが、有償のサブスクリプションになっているため、お客様に提案しにくい事情があります。しかし Aruba Instant On シリーズの場合は、クラウドによるマルチテナントの運用管理が無償で可能です。これはお客様にとっても大きなメリットだと思います。弊社でお客様ネットワークの障害を早期発見でき、お客様への通達や迅速な復旧対応が可能になっています」(永野氏)

また、Aruba Instant On シリーズでは、各ネットワークに存在する仮想コントローラによりAP 間のローミングは適切に切り替えられ、各端末の帯域使用量の設定も可能なため、パフォーマンスが低下することが少ない。
さらに Aruba 製品の特長の 1 つである Smart Mesh(スマート・メッシュ) Wi-Fi によって、AP 同士がお互いに状態を通信し合って役割を分担し、広いエリアで最適なパフォーマンスでの端末間通信をリレー可能となっている。
ケーブルの敷設を最小限にして多数の AP が稼働するネットワークが簡単に構築できるため、一時的にカバーエリアを拡張したいといったニーズにも迅速な対応が可能だ。
こうしたArubaの特長を活用することで、低価格なAP機種であっても安定稼働が可能で、VLAN設定などもほぼ自動化可能で設定の手間がかからないサービスが提供できている。

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Aruba Instant On シリーズ管理画面のイメージ

納品前キッティング業務が不要になり現地での設定作業も省力化

こうして顧客ネットワークへの導入が開始された Aruba Instant On シリーズについて永野氏が特に評価しているのは、ネットワークトラブルの発生前にもデバイスの稼働状況からエラーなどの発見が可能になり、深刻なトラブルに発展する前に対応・対策が可能になった点だ。ネットワーク再構築を依頼された医療機関の顧客からは「院内のスイッチ、AP の管理がクラウド上で可能になる画面を見たのは衝撃でした。各ポートの状況までリアルタイムに把握でき、クライアントの接続状況まで確認でき、欲しい機能が備わっていた」と驚嘆の声も寄せられたという。同時に、同社の業務も変化した。効果を感じている点の1 つが、納品前の AP セットアップなどのキッティング作業が不要になり、現場で設定作業が行えるようになったこと。従来よりも容易になったことに加え、時間短縮とスタッフの労力軽減に役立っている。


現在は PC などのユーザーデバイスのほか、ネットワークカメラを同時導入するケースも多いそう。Wi-Fi 6 対応のカメラと AP によって高画質のカメラ画像が常時収集可能になっていることもその背景にあるが、AP の追加や多数の運用管理が容易になったこともこうした動きを促進しているようだ。ただしもともとのネットワーク運用方法によってはネットワーク構築に多少の困難が伴う場合もある。例えば固定IP 端末の利用が専らで、IP アドレスを割り当てる DHCP サーバーが用意されていない場合や、インターネット経由の通信が遠方の本社のプロキシサーバーに集約している場合などだ。このようなときには、同社のネットワークインフラ専門技術・ノウハウを活用しながら、対応を行っている。

Asahitushin_03Aruba 製品による課題解決について語る永野氏

将来はさらなる拡張機能により新しい収益モデルの実現も視野に

「導入・構築・設定にかかるコストや手間を大きく削減でき、クラウド上で多くのお客様ネットワークの運用管理ができるのが、Aruba Instant On シリーズの長所です。弊社のサポート業務やメンテナンス業務が適切・迅速に提供できるので、お客様もエンドユーザーの方々もメリットを感じておられることと思います」と永野氏。今後は病院への来客や入院患者などの Wi-Fi 利用も視野に入れ、課金可能なシステム構築も考えているという。
「将来的にはさらに多数のデバイスの接続が可能な無線ネットワークの構築や、デバイスのログ管理、認証の強化、決済サービスとの連携などの開発・強化をしていきたいと考えています。それにより無線接続を収益に結びつけるビジネスモデルが実現できるのではないかと思います」(永野氏)

有線ネットワークの更改を起点にした無線 LAN によるインフラ再構築が容易になったことで、IT デバイスの活用領域拡大、エンドユーザーの満足度向上、さらには新しいビジネスモデル構築も視野に入れることにもつながっている。クラウドベースで運用管理を低コストで可能にする Aruba Instant On シリーズは同社の業務改革にも役立っているようだ。

ユーザー概要

logo
旭通信株式会社
法人向けネットワーク関連機器販売・工事・保守サービスを提供。病院や工場、物流倉庫など
広い敷地を有する企業・組織の通信環境構築と維持を行う。
https://www.asahi-tusin.co.jp/
所在地:兵庫県宝塚市高司 2-17-38

 

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