株式会社セレッソ大阪様 Aruba Instant On の シームレスでストレスない無線LAN で J リーグクラブを支える社員の働き方改革を後押し

ソリューション

  • Aruba Instant On AP11

課題

  •  移転先の新スタジアムで安定したネットワーク環境を構築する必要があった
  • 建物内でどこでもストレスなく使える無線LAN を展開できるソリューションを求めていた
  • 離れた複数の部屋でSSID を共通化し、かつセキュアに接続できるようにしたかった

効果

  • 試合時など多数の関係者が訪れた際にも安定した信頼性の高い無線LAN 環境を構築
  •  共通SSID で部屋を移動してもシームレスに接続できる環境を実現
  •  ネットワーク運用委託先もリモートで状況把握やメンテナンスが可能に

大阪市東住吉区長居公園、ヨドコウ桜スタジアム(長居球技場)内にある株式会社セレッソ大阪は、プロサッカークラブのセレッソ大阪(以下、C 大阪)の運営会社だ。所属選手やクラブのマネジメント、サポーターとの接点作り、スポンサーとの交渉など多様な業務を担っている。

 

ヨドコウ桜スタジアムは改修工事を2021 年4 月に完了し、これに合わせ同社も施設内でオフィスを移動した。新たなオフィスルームと社員が利用する他の複数の部屋には、新たにAruba Instant On AP11 を用いた無線LAN 環境を構築。社員だけでなく相手チーム側スタッフ、J リーグや報道関係者などにも使いやすい通信環境を提供している。

プロサッカークラブ運営会社も働き方改革へ
新オフィスはフリーアドレス&コワーキングスペース

ヨドコウ桜スタジアムは、改修工事を終えた2021 年時点で収容人員は約25000 人。規模こそ大きくはないが、フットボール専用球技場のため観客席からピッチまでの距離が非常に近く、選手とファンの「日本一の親近感」を持てることが大きな特徴だ。この改修に伴い新たなメインスタンド内へ移転したC 大阪運営会社は、新たなオフィスルームにフリーアドレスを取り入れた。

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株式会社セレッソ大阪
管理部 管理グループ グループ長
兼 チーム統括部 管理グループ 課長
前田晋男氏

管理部 管理グループグループ長 兼 チーム統括部 管理グループ 課長の前田晋男氏は、「当社も働き方改革に力を入れており、特にここ2 年ほどはスタジアム改修とコロナ禍で、社員も在宅勤務を行っています。そうした動向を受けて、今のオフィスルームは前より面積を縮小してフリーアドレス化しました。一方でメインスタンド3F には、外部のお客様も当社の社員も使えるコワーキングスペース『いいオフィス長居公園 by セレッソ大阪』を新設し、働き方の多様化に対応させています」と説明する。

社内ネットワーク環境は全面的に無線化
業務効率を高める利便性やセキュリティを重視

多様な働き方を実践する上では、使いやすいネットワーク環境は重要な条件だ。従来のオフィスでは基本的に有
線LAN を用いていたが、今回の移転を機に無線LAN を全面的に採用した。業務の内容や、そのときの気分に応
じて様々な場所で仕事ができるよう、アクセスポイントはオフィスルームやコワーキングスペース、メインスタンド
内の様々な部屋に設置することにした。
「どこでも仕事ができるようにするとともに、Web 会議などもストレスなく行えるよう、無線LAN には信頼性や安定
性が必要です。試合になれば対戦相手の関係者、サッカー協会やJ リーグ、マスコミや警備などさまざまな人が集ま
り、合わせると数百名規模にもなります。そういった人たちにも役立てていただけるように、セキュリティ面も安心
できてスピードも出る無線LAN が必要でした。スタジアム内には通信事業者による無線LAN サービスもありますが、
それとは別にストレスや不安なく業務に使える環境を求めていました」(前田氏)

 

社員だけでなく、社外の関係者などにも広く提供する考えから無線LAN エリアに含まれる部屋は数も多い。しかし、それぞれの部屋は同じメインスタンド内にあるものの、分厚い鉄筋コンクリートの壁や床などで電波が遮られるため、個別にアクセスポイントを整備する必要がある。

Aruba Instant On AP11 でどの部屋でも安定した接続が可能な環境を実現

多数の部屋にアクセスポイントを配置する際、懸念されるのが接続のしやすさだ。部屋ごとに異なるSSID を設定した場合、部屋をまたいで端末が移動したときには接続し直さねばならない。共通SSID で、端末に近いアクセスポイントに自動で接続できる無線LAN ソリューションが必要だ。C 大阪運営会社からの委託を受け、ネットワークの構築・運用を担当している企業は、無線LAN ソリューション選定について以下のように説明している。

「具体的なメーカーや機種の選定を任され、お客様の要望を踏まえて検討しました。信頼性や耐久性、高速性、安定性、拡張性と求めるスペックがAruba Instant On AP11には備わっていました。特に複数の部屋で同一SSID を使えることと、ほかのお客様先への導入でも安定して稼働している実績があることを踏まえ、今回の要件にもピッタリだと考えました」

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ヨドコウ桜スタジアム内にオフィスを構えている

こうして、オフィスルームやコワーキングスペース、会議室、運営本部室、記者会見室やVIP ルームなど、メインスタンド内の各所にAruba Instant On AP11 が設置され、運用が始まった。設置に先立って、各部屋で実機を用いた電波状況の検証などを綿密に行っていたこともあって、期待通り問題なく使えているという。先の企業の担当者は、運用面でもAruba Instant On AP11 の良さが発揮されていると語る。

「Aruba Instant On AP11 は設定しやすく、メンテナンスも容易です。担当する技術チームは普段リモートで状況を把握しており、再起動もリモートで行えます。もし、機材にトラブルが生じた際も迅速に対処できます」

メインスタンド内どこでも仕事ができるようにすることはもちろん、セキュリティ面も安心できてスピードも出る無線LAN が求められていました。今は兼務する仕事の都合で部屋を移ることも多いのですが、Aruba Instant OnAP11による無線LANはストレスを感じません

前田晋男氏

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Aruba Instant Onはオフィスルームや会議室、記者会見室などさまざまな空間に配置され、多数の関係者の通信環境を支えている

業務で忙しく部屋を移る社員もストレスなし
VIP 席ではタブレットで中継を見るユーザーも

Aruba Instant On AP11 による無線LAN の充実で、前田氏ら社員たちが有線LAN を使う場面はほぼ皆無になったという。

「無線LAN は要望した通りの環境ができました。私は20 年あまり経理を担当している上に、今年からはクラブのマネジメント業務も兼務しており、仕事の都合で部屋を移ることも多いのですが、特にストレスは感じません」(前田氏)

社員以外のユーザーには、同じAruba Instant On AP11を用いて、ゲスト用のSSID で無線LAN サービスを提供している。前述した試合関係者はもちろん、コワーキングスペースを利用する一般客や、VIP ルームで観戦するスポンサー関係者なども含まれるという。中には、目の前の試合と同時にタブレット端末でスポーツ中継サービスを鑑賞しているVIP 客もいるとのことで、そうした場面でも今回の無線LAN が役立っている。

「マネジメント業務を兼務するようになって、私自身のクラブに対する意識も変わってきました。経理として、しっかり経営基盤を整え事業を支えることに加え、クラブのさらなる飛躍にも役立ちたいと考えています。これからも多くのサポーターに応援いただけるよう、今回のネットワークを駆使してSNS を通じた広報活動にも一層力を入れるなど、様々な工夫をしていくつもりです」(前田氏)

ユーザー概要

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©2018 CEREZO OSAKA

セレッソ大阪様

大阪府大阪市と堺市をホームタウンとするJ リーグ加盟のプロサッカークラブ、セレッソ大阪の運営会社。

クラブのホームスタジアムであるヨドコウ桜スタジアム(大阪市東住吉区長居公園)内にオフィスを構える。

https://www.cerezo.jp/

大阪市東住吉区長居公園 1-1

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