新時代の通信速度・10Gbps対応回線の実数値をNTT東日本「フレッツ光クロス」で検証

kensyo_1「いつまで経っても、ファイルのダウンロード・アップロードが終わらない…」「オンライン会議をすると、度々画面が止まる…」といった社内の様々な課題を抱えていないでしょうか。 

西日本電信電話株式会社(NTT西日本)が2022年に実施した調査では、オフィスに無線LANを導入した後に課題を感じる点として「通信状況・品質」が最も選択されているとの結果が出ています。 
【参考】
オフィスWi-Fi導入実態調査2022 | Biz Clip(ビズクリップ)-読む・知る・活かす

通信環境は生産効率に寄与する重要な要因です。そのため情報システム担当者の方々は、通信環境の整備に苦心していることでしょう。そんな状況を改善する方法のひとつとして注目されているのが、10Gbpsの高速通信回線です。しかし10Gbpsの通信回線を提供する多くの企業が10Gbpsを謳っていますが、実際に計測した速度を公表していません。通信回線の変更は安易に手を付けられないため、興味を持っていたとしても足踏みしてしまうのが本音でしょう。 

そこで今回は、東日本電信電話株式会社(以下:NTT東日本)と日本ヒューレット・パッカード合同会社(以下:HPE)が共同で検証を実施しました。今回の検証ではNTT東日本の10Gbps回線「フレッツ光クロス」の回線速度を計測。また、スイッチングハブや無線LANに接続した際の実践的な速度についても、HPEの製品を用いて測定しています。結果は果たしてどうなったのでしょうか。まずは基本的な知識について振り返ってご紹介します。

 

そもそも「通信速度」とは 

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通信速度とは、データが一定の時間内にどれだけの量を伝送・受信できるかを示す指標です。通常この速度は、「bps(ビー・ピーエス)」という単位で表されます。 

bps(bits per second:ビット・パー・セカンド)は、通信速度やデータ転送速度を測るための単位です。この単位は「1秒あたりに転送されるビット数」を示しています。 

bpsは基本的な単位であり、現代の通信ネットワークでは通常「Kbps(キロビット・パー・セカンド)」・「Mbps(メガビット・パー・セカンド)」「Gbps(ギガビット・パー・セカンド)」など、より大きな単位が一般的に使用されます。 

1 Kbps = 1,000 bps 

1 Mbps = 1,000,000 bps 

1 Gbps = 1,000,000,000 bps 

bpsは、インターネットのダウンロードやアップロード速度・LANやWANの帯域幅・無線通信・データストレージなど、様々な場面で使用されます。 

通信速度(bps)が高いということは、ビジネスにおいて多くの利点があります。 

メリット 

詳細 

効率的なコミュニケーション 

ビデオ会議やオンラインミーティングがスムーズに実施可能。遅延や中断のリスクが低減し、参加者間のコミュニケーションが円滑に行われます。 

データの迅速な転送 

大量のデータやファイルの高速送受信が可能です。業務の遅延を防ぎ、タイムリーな情報共有やデータバックアップが実現されます。特に大規模なプロジェクトや緊急を要する業務において、速やかなデータ転送は不可欠です。 

クラウドサービスの利用 

クラウドベースのアプリケーションやストレージの効果的利用が可能です。クラウド上のデータへのアクセスや更新が速やかに行われ、業務効率の向上やコスト削減が期待できます。 

顧客体験の向上 

オンラインサービスの迅速な提供によって、顧客へのレスポンスが向上し、サービスの品質が高まります。これによって期待できるのはリピート率や顧客ロイヤルティの向上です。 
 

リアルタイムの意思決定 

リアルタイムデータ分析などによって最新のデータに基づいた迅速な判断が可能となり、ビジネスチャンスを逃さず、リスクの低減も図れます。 

競争力の向上 

新しい技術の導入やサービスの展開を迅速に行うための基盤となり、企業の市場競争力を一段と高める要因となります。 

 

ビジネス上で必要なネットワーク回線速度の目安 

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では、ビジネスシーンにおいて、どのような場面で、どれくらいのネットワーク回線速度が必要になるのでしょうか。通信速度の要因として「帯域幅」があります。これは、一定の時間内にどれだけのデータ量を伝送できるかを示す指標です。 

例えばインターネットの接続速度が「100Mbps」と表示されている場合、理論上1秒間に100メガビットのデータを転送できることを意味します。しかし実際の通信速度は、ネットワークの混雑状況や通信環境などの要因によって変動します。 

帯域幅が広いほど多くのデータを短時間で転送できるため、高画質の動画のストリーミングや大容量のファイルのダウンロードなど、データ転送が重要な作業をスムーズに行うことが可能です。 

それではビジネスシーンでの具体的な使用例と、必要な通信速度をおおよその数値とともに紹介します。 

メール 
メールに必要な速度は 1~5Mbpsです。メールの送受信には基本的に高い帯域幅は必要ありません。ただし大量のメールを処理する場合や、大きな添付ファイルを頻繁に送受信する場合は、少し高い速度が有用です。 

オンライン会議(ビデオ会議) 
オンライン会議に必要な通信速度は 5~25Mbpsです。ただしオンライン会議の品質は、参加者の数やビデオの品質(HDかSDかなど)に依存します。HD品質で多数の参加者がいる場合は、25 Mbps以上が望ましいでしょう。 

ファイルダウンロード・アップロード 
ファイルのダウンロード・アップロードに必要な速度は10~50Mbpsです。大きなファイルをダウンロードする場合や、多数のファイルを頻繁にアップロードする場合は、高い帯域幅が必要です。 

ウェブブラウジング 
ウェブのブラウジングは 一般的に、5~10Mbpsの速度で十分な場合が多いです。 

クラウドサービス 
クラウドサービスを利用する場合、10〜25Mbpsが必要な数値となり、データのアップロードとダウンロード速度が重要です。特にリアルタイムでのデータ同期が必要な場合は、高い帯域幅が有用です。

 

10Gbps対応回線が登場 

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2000年代初頭、インターネットの普及が進む中でデータの転送速度を向上させるために光回線が注目されました。それ以前は主に銅線を使用したADSLやISDNなどの技術が主流でしたが、これらの技術は数Mbps程度の速度が限界です。光回線の普及により1Gbpsの高速なデータ転送が可能となり、動画のストリーミングや大容量ファイルのダウンロードなど、新しいインターネットの利用シーンが広がりました。 

1Gbpsがスタンダードとなった後、2010年代に入ると10Gbpsの通信が可能なサービスが登場しました。10Gbpsは、従来の1Gbpsの10倍の速度を持つため、大規模なデータセンターやクラウドサービスのバックボーンとして導入が進みました。近年では10Gbpsの通信回線も普及しつつあり、家庭向け・法人向けともに一部の地域やサービスプロバイダーで提供が始まっています。 

 

NTT東日本社の10Gbps回線速度を計測 

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10Gbps回線の通信速度を検証中の様子 

上述のように、実際に通信速度を計測すると帯域幅は異なります。しかし、10Gbpsサービスを提供している多くの企業は実数値を公表していません。そこで、NTT東日本とHPEが共同で10Gbps回線の数値を計測する検証を実施しました。本検証では、NTT東日本が展開するサービス「フレッツ光クロス」で提供する10Gbps回線を用いています。 

今回の検証会では以下の3パターンにて、通信速度の計測を行いました。 

1.有線LAN直結
2.スイッチングハブ経由 
3.無線LAN経由 

まずは、PCと有線LANルーターを直結させた通信速度の計測です。 

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PCと有線LANルーターを直結して計測した数値 

ダウンロードの数値は3~6台のGbpsを計測しました。従来の上限だった1Gbpsを優に超える結果となりました。 

 

スイッチングハブを経由しても、計測数値は変わらず 

続いてスイッチングハブに接続して計測を実施。今回は10Gbpsに対応する「Aruba Instant On 1960(以下:1960)」と、比較対象としてA社のスイッチングハブを使用して比較しました。 

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Aruba Instant On 1960 

初めに1960を計測したところbpsの数値は有線LAN直結時と変わらず、3~6G台を計測しました。 

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Aruba Instant On 1960で計測した数値

続いてA社のスイッチを使用して計測すると1960と同様の結果となり、メーカーによって数値に大きな差は出ませんでした。 

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A社のスイッチで計測した数値 

 

無線LANで計測すると、大きな違いが 

それでは無線LANに接続すると、どのような結果となるのでしょうか。 

今回はアクセスポイントとして「Aruba Instant On AP25(以下:AP25)」を使用し、1960とA社のスイッチングハブで比較してみます。 

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Aruba Instant On AP25 

A社のスイッチとAP25を接続した結果がこちらです。 

A社のスイッチングハブ経由でAP25の通信速度を計測した数値 

その数値は200~300Mbpsしか出ず、1Gbpsを下回る結果となっています。 

続いて1960とAP25を接続して計測すると、その数値は1Gbpsを超える数値を記録しました。 

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1960を経由してAP25の通信速度を計測した数値

この結果から、スイッチングハブの違いによって接続したアクセスポイントの無線LANの通信速度に差が出るという発見がありました。 

ただし、スイッチングハブとアクセスポイントの相性互換性などが関係している可能性がある点には留意が必要です。とは言え機器の選定にも気を配ることで、高速回線の導入効果はさらに高まることになりそうです。 

なおNTT東日本が提供する法人向けのインターネットサービス「フレッツ 光クロス オフィスタイプ」では、以下の特徴があります。 

・24時間対応の故障受付窓口 
・出張修理の柔軟な対応時間(プランによって異なります) 

フレッツ 光ネクスト オフィスタイプの詳細はこちら

 

スピードを最大限活かすには、周辺機器の整備も重要 

今回の検証会の結果の通り、10Gbps回線の利用によって、ビジネスで快適に利用するためのスピードを安定的に確保できることがわかりました。さらにその高速回線をより活かすためには周辺機器の整備も重要であることもわかりました。また近年では不正アクセス等による情報漏えいなどで、重大な損害が発生するニュースが毎年世間を騒がせています。回線速度だけではなくセキュリティ面も考慮する必要があるでしょう。 

HPEが提供する「Aruba Instant On」シリーズなら、10Gbps回線のパフォーマンスを大いに生かせるだけでなく、セキュリティも万全で、安心してご利用いただけます。詳しくは以下からご確認ください。

Aruba Instant On - 小規模企業向けの有線/無線ネットワーク
【楽天市場】HPE aruba Instant On Store 公式

 

10Gbps回線とビジネスの今後 

今後10Gbps回線がより普及するにしたがって各種機器の性能が向上し、より通信速度が増す可能性があります。現代において、通信速度の向上はビジネス効率を大きく引き上げる重要な要素です。 

今後はIoTデバイスの増加やAIとの連携、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)のビジネスへの応用など、新しいテクノロジーとのシナジーによってさらなる変革が期待できます。 

 

通信環境についてお悩みの場合は、ぜひお問い合わせください。御社のお悩みを解消いたします。 

 

 

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